最近ポーカーを始めたばかりで、「友達とのプレイでもっと勝てるようになりたい」「勉強したいけれど、何から手をつければいいかわからない」と悩んでいる初心者のための記事です。私がポーカーを始めた頃に比べて、学習環境は劇的に進化しており、今では効率的な学習によって短期間で中級レベルへ到達することが可能です。もし私が今、初心者としてゼロからスタートするなら、迷わず次のようなステップを踏むでしょう。 学習ロードマップの記事なので、トランプというのは52枚あってね…とかレイズというのはね…みたいなルールの説明はしません。とりあえず最低1万ハンドはプレイして、「このハンド、どうすればよかったのだろう」とか「このゲームってそもそもどうやったら勝てるんだ?」みたいな疑問やフラストレーションそれに基づく学習意欲を抱えてからこの記事にて戻ってきて下さい。
1. プリフロップレンジの記憶
ポーカーのゲームフローは、プリフロップ(PF)、フロップ、ターン、リバーの4段階で構成されます。このうち、PFは全ハンドにおいて必ず発生するため、全ストリートの中で最もプレイ回数が多く、重要になります。 PFでのわずかなミスは、その後のストリートにおけるレンジの歪みを生み、雪だるま式に期待値(EV)を損失させます。まずは、以下のリソースを用いて数学的に裏付けられたレンジを完全に記憶し、無意識レベルで実行できるようにしてください。
推奨ツールおよびリソース:
* GTOWizard
現代ポーカーのスタンダードです。無料プランの範囲内であっても、主要なスタックサイズやソリューションを閲覧することが可能です。
* zeros プリフロップレンジ
キャッシュゲーム限定となりますが、プロポーカープレイヤーのzeros氏が公開しているレンジ表です。純粋戦略となっているため記憶しやすく、好みによってはこちらを選択しても構いません。Wizardと大きな差はないはずです。
🚫 注意 くれぐれもヨコサワハンドレンジ表を使用しないでください。ゴミです。
2. 理論の勉強
ポーカーはGTOを記憶し、対戦相手を観察し、GTO戦略をもとに相手にアジャストさせていくゲームです。
ステップ1でプリフロップを丸暗記しましたね。あなたは今、UTGでどのハンドをオープンし、フォールドすべきかを理解しています。しかし、BBに座ってるおじさんが、「コールし過ぎ」「BBをディフェンスし過ぎ」なプレイヤーだということが判明している場合、そのGTOレンジをどの方向に変えればいいか、答えられますか??
- オープンするハンドを減らしますか?増やしますか?
- オープンの額を上げますか?下げますか?
- そもそも何のためにUTGからオープンレイズをしているのですか?
答えられますか?答えられない方は理論の知識が不足しています。
GTO Wizard Blogをすべて読む
この記事を書こうと思ったメインの理由です。GTO Wizard Blogで無料で公開されている記事の品質が高すぎます。これは私がポーカーを始めた時には存在しませんでした。
ポーカーに限らず良質な記事の多くは英語で書かれていますが、中卒の皆さんは英語が読めませんよね。下記のChrome拡張をお勧めします。
* PLaMo 翻訳 Preferred Networks (PFN) 社提供の翻訳LLMのChrome拡張機能です。大規模言語モデル(LLM)を用いたこの拡張機能は、Webページ全体のレイアウトを維持したまま翻訳が可能です。精度はDeepLに匹敵、あるいはそれを痕跡を凌駕しており、これが「無料」で提供されている点は驚異的です。 DeepLは無料プランでページ全体翻訳はできません。PLaMoを使用してください。Raiseを育てると訳したり、Riverを川と訳したり、Foldが折り曲げるになってしまったりしては面倒ですが、その辺もいい感じに翻訳してくれます。たぶん。 また、エンジニアの方はPFNのimoさんをフォローしておくべきだと思います。きっと天才です。
今度時間があれば、おすすめのブラウザ設定の記事も書こうと思っているので、興味が湧いた方はぜひフォローをお願いします。便利なブラウザと拡張機能とその使い方特集をやります。
ブログ記事を読んでいて分からないポーカー用語が出てきたらここで調べるのがいいと思います。ポーカーについて議論する際は最低限の用語は正しく理解しておかないと会話が弾まないので全部覚えましょう。
3. ハンドレビューする
プレイしていて疑問に思ったハンドを確認したいことがあると思います。もちろんWizardを契約してる方はWizardでハンドレビューすればいいです。しかしお忘れでしょうか、この記事はポーカー始めたての初心者が、無料のリソースをガジりまくって強くなるための記事です。無料のツールを紹介します。
* WASM Postflop
Webアプリっぽい見た目に見えると思いますが、WASMなのでブラウザがあなたのPCパワーで計算します。
* Windowsデスクトップアプリ版はこっち
ばいなりさんはWizardに買収されて(?)転職されて、このツールの開発が停止になっているので、いつ公開終了になるかわかりません。DLして保存しておくことをオススメします。すさまじい敵対的買収といいますかなんといいますか、金にものを言わせて競合になりそうな無料ツールをツブしておく判断がさすが外資系ですね。
制作者のばいなりさんの下記noteは理論の勉強として必ず読んでください。
* ソルバー開発者がGTO戦略という用語の濫用に物申す 先ほどからGTO、GTOと申し上げていたその言葉の意味すら分からない方もこれを見れば多少は分かる….んじゃないかな?多分….。
さて、上記ツールでポストフロップ以降のGTOの確認ができるようになりました。プリフロップはGTOWizardで、ポストフロップはWASM Postflopで無料で確認ができます。WASMの使い方をここで解説し始めると長くなりすぎるので割割愛して、別の記事で解説するので、フォローしてこの記事をいいねしておいてください。
4. その他のおすすめ
- Low Stakes Cashの学習ロードマップが簡素にまとまっています。座学のブログ記事がいくつかと、あとはPF練習するためのドリルですが、ドリルは有料です。私はレンジは見ただけで記憶できるので必要ありませんでしたが、覚えられない方はドリルに課金してもいいと思います。最近はCodexで自作してる有志も多いんじゃないでしょうか。私も作れといわれれば作りますけど….。noteで有料5000円とかになるとおomniます。
- Edge Pokerからポーカーに入った方は、トーナメント形式(MTT)特有の知識が必要になります。バブルファクターを知らない方は、下記の日本語記事がわかりやすいのでおすすめです。(しかしEdge PokerはあまりにクソゲーすぎるのでT4とかのほうがまだマシかと思います…が、T4はあまりに殺伐としすぎているので、私のほうで新しくゲームを作る計画も考え中です。)
- 対してWizardのバブルファクターの記事はこんな感じ。ステップ2で全部読んだことになってるので復習です。
集合分析とかは無料の範囲ではできませんが、集合分析をもとに考察されたWizard Blogを全部読んだら理論はもう完璧といってもいいような気がしますね。上記を全部やってたらもう上級者と言っていいのではないでしょうか?
Wizard Blogの記事を読むべき順に並べられないかも考えたのですが、量が膨大なので無理でした。時間が許す限りすべて読む、がGTOとなりそうです。プレイする、気になった1ハンドをツールでレビューする、理論を固める、プリフロップのGTOレンジを記憶する。
⚠️ 注意 あともう一点気を付けていただきたいことは、有料noteをくれぐれも買わないようにということです。Wizard Blogより質の高いnoteなんてあるわけありませんから(笑)。ポーカーに限らず投資、トレードもそうなんですが、有料noteは金と時間の無駄ですよ(笑)
5. まとめ
現代のポーカーにおいて、初心者が無料でガジりながら最短で中級者へステップアップするための鍵を解説しました。
- プリフロップレンジ暗記
- 理論の武装: GTO Wizard BlogをPLaMo翻訳で読み漁る。
- 実戦と復習: プレイして疑問に思ったハンドは、WASM Postflopなどのツールで必ずレビューする習慣をつけましょう。
「ガジって強くなる」という強い意志を持ち、これらを愚直に繰り返せば、必ず結果はついてきます。知らんけど。
…少なくとも国内にいながらプレイする無料のアプリで負け越すなんてことはまず間違いなくありません。ともに励みましょう。